競争の戦略 新規参入の脅威 報復の予測

新規参入の脅威の検討項目の一つに、「新規参入に対して既存事業者からの報復が予測されるかどうか」というものがあります。

これは以下の4つの観点から考えます。

1.過去に猛烈な報復をしたことがあるか?

過去に参入した業者に対して、既存業者が猛烈な報復行動をとったことがあれば、それを見た他の業者は参入をためらいがちになります。

2.既存業者が参入に対抗するのに十分な経営資源を持っているか?

新規参入に対して対抗するのに十分な経営資源を既存業者が有していれば、新規参入業者は参入をしにくくなります。

たとえば、既存業者が低価格戦略を採用してきた場合、新規参入業者は不利になることがありえます。

低価格戦略は経営資源が十分にないとできない戦略です。

新規参入業者は、何らかの差別化を行わなければ顧客を獲得できず、撤退に追い込まれる可能性が高いので、参入を躊躇します。

3.既存業者がその事業に力を入れており、多くの経営資源を投入しているか?

その事業が既存業者にとって重要な事業で多くの経営資源を投入していた場合、既存業者は必死です。

新規参入に対して報復を行う可能性が高いです。

そのため、新規参入を躊躇します。

4.業界の成長が遅く、新規参入があると市場の取り分が減るか?

この場合も、既存業者による報復の可能性が高くなります。

また、新規参入でその市場の「うまみ」が減るので、新規参入をするメリットが低くなります。

そのため、新規参入を躊躇します。

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