サイバー防衛が20万人不足する、とのこと

経済産業省の調査によると、サイバーセキュリティに関わる国内の人材は20年には37万人になるものの、なお20万人近くが不足するとのこと。

必要人材57万人のうち20万人不足なので、必要人材のうち約35%が不足することになります。

サイバーセキュリティ関連であれば、人手に頼らなくてもIT、AIなどの技術進歩でなんとかなりそうな気がしますが、どうなんでしょう?

なお、社会的な問題になっている介護人材不足について見れば、厚生労働省によると2025年には253万人になるものの、なお38万人不足するとのこと。

介護についていえば、「人」を介護するものなので、機械による代替には限界がありそうな気がします。

しかし、サイバーセキュリティのことであれば、「モノ」に関することなので、いくらでも機械化できそうな気がします。

もちろん、サイバーセキュリティは、防御が進歩すればそれに対しての攻撃も進化するという、いわば「イタチごっこ」的な側面から難しい部分もあるのかもしれませんが。

イノベーションの7つの機会

ところで、経営学で有名なドラッカーさんによると、イノベーションには7つの機会があるんだそうです。

「イノベーションの7つの機会」という言葉で知られていますが、簡単に言えば、「革新的な変化をもたらすキッカケ 典型的な7つのパターン」といったところでしょうか。

ちなみに、以下のようなものです。

  1. 予期せぬ成功と失敗
  2. ギャップの存在
  3. ニーズの存在
  4. 産業構造の変化
  5. 人口構造の変化
  6. 認識の変化
  7. 新しい知識の出現

ニーズの存在

今回のサイバーセキュリティ人材不足や介護人材不足は、「ニーズの存在」に該当するのかな?などと考えています。

ニーズの存在の代表的な例は、以下のようなものです(古い例ですが・・・)。

1909年、AT&Tが電話交換手の必要人数を予測したところ、20年後には17歳から60歳の女性全員が電話交換手にならなければ対応できないほどのニーズがあることがわかった。2年後には、AT&Tの技術者が自動交換機を開発した。

単純に、巨大なニーズがあって、現在のやり方ではそのニーズに対応することが不可能な場合に、革新的なものが生まれる、というものです。

先にも述べたように、介護人材は「人」に対するものであるため機械化にはなじみにくい可能性はありますが、サイバーセキュリティに関しては「モノ」に対するものであるため、技術開発がしやすいかもしれません。

なお、サイバーセキュリティの新技術が生まれたとして、それがイノベーションと呼べるほどの「革新的」なものであるかというと、なんとも言えないですね ^^;

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