競争の戦略 業界内の競争 生産能力が小刻みに増やせないか?

業界内の企業が、生産能力が小刻みに増やせない場合、業界内の競争が激しくなります。

特に、規模の経済の働きやすい業界でそのような傾向が強くなりがちです。

生産能力を小刻みに増やせないと・・・

生産能力を小刻みに増やせない、あるいは、小刻みに増やしにくい業界の場合、供給過多になりやすい傾向があります。

例えば、需要が100で、供給が80の状態のとき、業界内の企業は需要に応えるために供給量を増やそうとします。

そのために、例えば設備投資をして、生産能力を増強します。

しかし、生産能力を小刻みに増やせない場合、業界内の企業が生産能力を増強し供給量を増やした結果、供給量が需要量を超えてしまいます。

例えば、需要100に対して、供給150というような状況になります。

そのようなときに、何が起きるでしょうか?

業界内の企業、特に供給量を増やした企業は、自社の生産した製品をなんとしても売り切ろうとします。

そのために、例えば安売りをします。

その結果は、わかりますよね。

安売りなどの消耗戦になり、業界内の競争が激しくなります。

当然、業界のウマミもなくなります。

規模の経済の働く業界

さて、生産能力を小刻みに増やせないとは、どのようなものでしょうか?

その、代表的なパターンが、「規模の経済」働く業界です。

規模の経済とは、簡単に言うと、「たくさん作るほど平均コストが低下する」ことです。

作れば作るほどコストが下がるので、当然、業界内の企業は大量生産をしたがります。

その結果、生産量を小刻みに増やせず、供給過多になり、業界内の競争が激しくなります。

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