こんにちは!
社長のビジョン実現のパートナー、中小企業の社外CFOの佐野敏幸(@snmcjp)です!
今回は、SWOT分析のコツについてです。
経営者が自分1人でSWOT分析をしようとしても、通常、なかなか思うようにはいかないものです。
SWOT分析では、自分以外の視点も入れることで、より客観的な分析が行えます。
SWOT分析は「経営環境の分析」。ひとりよがりにならないようにする。
SWOT分析は、経営の内外環境の分析を行うフレームワークです。
内部環境としては、SとWがあり、Sが強み(Strength)、Wが弱み(Weakness)です。
外部環境としては、OとTがあり、Oが機会・チャンス(Opportunity)、Tが脅威(Threat)です。
S、W、O、Tのいずれの観点についても、自分の視点と他人の視点で見たときに全く同じではありません。
特に、自分の視点のみでは、そこには「思い込み」「先入観」が入っている場合が多く、不十分な場合も多々あります。
自分以外の視点も取り入れる
S、W、O、Tのそれぞれに、社内外の視点があります。
自分以外の視点を取り入れたSWOT分析を行うことで、経営環境分析の内容がより客観的になり、意思決定の精度も高くなります。
お客さまの視点
自社のSWOTの中でも、お客さまに聞いてみると良いでしょう。
例えば、S(強み)の部分については、
「お客さまが当社をお選びいただいている理由はなんですか?」
と直接聞いてみましょう。
そこで返ってくる答えは、あなたの会社の強みです。
その答えは、お客さまが他のどの会社でもない、あなたの会社を選ぶ理由です。
その答えは、あなたが思っていたものとは異なる答えであるかもしれません。
このように、お客様に聞くことで初めてわかることもあります。
取引先(仕入れ先や協力企業など)の視点
これも、普段の付き合いの中で、経営環境について直接聞いてみるとよいでしょう。
業界動向など、普段から情報収集を怠らずしっかりと行うことも大切です。
その他、第三者の視点
コンサルタントやコーチのような、第三者の視点も、盲点に気付くためには効果的です。
特に業界外の人は、より客観的な視点を持っているハズです。
業界の事情を知らないということは、先入観なく物事を見ることができる立場だということでもあります。
客観的なSWOT分析をしよう
このように、自分以外の視点を取り入れることで、より客観的なSWOT分析を行うことができます。
客観的なSWOT分析をしておくと、その後のクロスSWOT分析でも、より納得性が高く実践的なアイデアを考えることができます。
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