今日は愛知県中小企業診断士協会のとある研究会でした。
研究会では、新しい知識を学んだり、研鑽しあったりします。
そして、研究会には飲み会がつきものです。
中小企業診断士同士、飲み会で親交を深めます。
こうして、新しいネットワークを作ったり、情報を仕入れたりなどしています。
今日の飲み会での会話で興味深かったのは、実務補習と実務との違いについてです。
実務補習では、企業様に対して経営診断をして、解決策を提案します。
しかし、実務ではむしろ、こちらからは解決策を提案はしません。
企業様、社長様などに、自分で解決策を考えていただきます。
人に「こうしたらいいよ」と言われて行動することと、
自分で「こうしたらいいはずだ」と考えて行動すること、
この2つの間には大きな隔たりがあります。
人から提案された解決策よりも、自分で悩んで必死になって生み出した解決策の方が、本気で取り組めますよね。
解決策を提案すること。解決策を生み出していただくこと。この2つが実務補習と実務との大きな違いです。
ただ、じゃぁ、実務補習に意味はないの?と言われれば、そんなことはないと思います。
解決策は自分で生み出すとしても、どこの馬の骨ともわからない人に相談するより、一通りわかっている人の方に相談したいですよね。
そして、中小企業診断士はみんな、このようなことに応えられるよう、日々研鑽をしているものです。