言葉の定義を揃える

こんにちは!

社長のビジョン実現のパートナー、中小企業の社外CFOの佐野敏幸(@snmcjp)です!

暑いですね。

さて今回は、言葉の定義を揃えることについて。

人によって違う言葉の定義

普段なんとなく使っている言葉や用語は、なんとなくコミュニケーションできてしまっている(気がする)ので気がつかないことが多いのですが、実は自分が思っているその言葉の意味と、相手が思っている意味が違う場合があります。

私生活であればまだ問題は少ないほうですが、こと仕事ということになれば話は違ってきます。

言葉の定義が統一されていなければ、仕事は非効率で、うまくまわらなくなりがちです。

例「整理・整頓」

生産現場でよく使われる5Sというものがあります。

5Sは、整理・整頓・清掃・清潔・躾の5つを表し、それぞれの言葉に意味があります。

特に勘違いされやすいのは、「整理・整頓」。

私生活での一般的な用法では、「整理・整頓」とセットで言うことが多いのですが、

この場合、「整理」と「整頓」の意味には特に違いがなく、なんとなく「きれいに片付けておくこと」くらいの意味合いで用いられているようです。

しかし、生産現場であれば「整理」と「整頓」ははっきりと意味が異なる言葉であり、明確に使い分けられます。(「整理」は、要るものと要らないものを分け、要るものだけを残しておくこと、「整頓」は、必要なものをすぐに取り出せるようにしておくこと、といった意味です。)

さて、生産現場でのこうした意味の違いがあることを知らない人に対して、

整理しておいて

と指示したとして、その人は、期待した通りのことをやってくれるでしょうか?

おそらく、やらないですよね。

なんとなく、モノを移動したり、置き方を変えたりして終わると思われます。

彼にとってはそれが「整理」するということなのだから。

例「高次学習」

以前私が関わった診断で、「高次学習」を提案しよう、と言った方がいました。

彼は、「ハイレベルな学習」をしようと言った意味だったようです。

私は、組織論という学問分野で出てくる「高次学習」だと認識しました。

「高次学習」という言葉の定義が、その人と私とで違うということにお互いに気がつかないまま、ちぐはぐなことになってしまいました。

定義が異なるということに気がつかないと、仕事はうまく回りません。

 

定義を揃えよう

人によって定義が異なると、意図したことが伝わらなかったり、勘違いになったり、議論がかみ合わなくなるなど、さまざまな悪影響があります。

新しいことをするときや、話していて何か違和感を感じたとき、意図したとおりに伝わらなかったとき、一度立ち止まって、言葉の定義を確認する必要があります。

あるいは、言葉の定義づけを明確にする必要があります。

こうして、言葉の定義を揃えた状態で共有をします。

定義を揃えるのは数分あれば大抵できるでしょう。

ほんのちょっとの時間のロスなだけです。

しかし、逆に定義を揃えずにいろいろなことをすすめた場合、長時間、ストレスを抱えながら無駄に時間を浪費することになります。

また、定義を揃っていないことから人間関係が悪化する、なんていうこともあります。

定義が揃っていないことは、大きな損失のリスクを孕んでいいます。

まとめ

言葉の定義は揃えてましょう。

人によって言葉の定義が異なると、仕事はうまくいきません。

違和感を感じたら立ち止まって、定義を確認して揃えるということをしておきましょう。

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