社長のビジョン実現のパートナー、
中小企業の社外CFOの佐野敏幸(@snmcjp)です。
力をセーブする人たち
最近、数人の友人から同じような悩みを聞きました。
それは、力をセーブする話。
友人Aのケース:
ある会社でマーケティングの担当をしているAさん、
少々無理な状況で上司から仕事を頼まれ、
逆境に負けじと頑張ったところ、
大きな成果が出てしまった。
なのに、上司からは「やりすぎ!」と文句を言われてしまい、
次からは無理に頑張るのは止めておこうと思っている、
という話。
友人Bのケース:
とある大企業の子会社に勤めるBさん、
彼の会社では、親会社との関係から、
利益は多くても少なくてもダメ、
ということになっている。

だから、本気ではがんばれない、
という話。
出る杭は打たれる?
なんていうか、日本の文化として、
出る杭は打たれやすい、
というのがあるんでしょうか。
ただ、AさんやBさんのような人が増えてしまうと、
会社、社会、経済にとって損失ですね。
蚤(ノミ)の天井の話

ノミの身体能力
ノミはジャンプ力がスゴイです。
ちっちゃな体ですが、
ピョーンとジャンプすると、
50cm? 70㎝?
とにかく、物凄いジャンプをします。
見えない天井のある箱に入れておくと
そんなノミを、
高さ30㎝くらいのケースにいれ、
ガラスの蓋をしておくと、どうなるか?
ノミはジャンプしますが、
下からは見えないガラスの蓋にぶつかって、
「痛っ!おっかしいなー?」
ということを繰り返します。
するとどうなるか?
高く跳ぶと痛い思いをすることを学習して、
ガラスの蓋にぶつからない程度のジャンプをするようになります。
ガラスの蓋をとってみると
そんな風に、「高く跳ばない」ことを学習したノミですが、
今度は、ガラスの蓋をとったらどうなるか?
ノミは、高くジャンプすると見えない天井にぶつかって痛い思いをすることを学習してますから、
蓋がなくなっても、高くは跳びません。
低いジャンプしかしないようになってしまいます。
ノミをまた高くジャンプさせるには
高くジャンプしないことを学習してしまったノミをまた高くジャンプさせる方法があります。
それは、ノミをまた自然に返してあげること。
自然に返ると、
周りにいるノミはみんな高くジャンプしています。
あっちでピョンピョン、こっちでピョンピョンしているのを見て、
「あれ、みんなピョンピョン跳んでるぞ?おかしいな、俺も高くジャンプしてみよう」
と、思いっきりジャンプしてみると、
ピョーン・・・あれ?できた?
とジャンプできるようになるんだそうです。
みんなが全力を出せる組織
ノミの天井の話からは、
組織風土の大切さを学ぶことができます。
出る杭として打たれて力をセーブするようになってしまった人でも、
周りの人たちみんなが頑張っている組織の中でなら、
どんどん全力でがんばっちゃいますよね。
そんな組織を作れると理想的です。
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