業務で価値を生む部分について考えてみましょう。
あなたの会社の業務のうち、価値を生んでいる業務は何%くらいありますか?
80%?
100%?
70%?
きっと、これくらいの数字をイメージされている方が多いと思います。
しかし、実際には、まず、そんなことはありません。
多くの会社では、およそ20%くらいでしょうか。
価値を生み出す作業は、お客様にとっての価値を生み出す作業です。
製造業なら例えば以下のような作業でしょう。
- ねじを締める。
- 穴をあける。
- 材料を切断する。
- 組立をする。
逆に言うと、例えば以下のようなものは価値を生まない作業です。
- 材料を移動する。
- 段取り替えをする。
- 材料を測る。
- 図面を確認する。
- 用足しをする。
生産性向上のためには「価値を生む作業」の割合を増やそう
価値を生まない作業の割合を減らし、価値を生む作業の割合を上げることで生産性が向上します。
そのためには、しっかりと現状を把握し、従業員同士でアイデアを出し合ったり、議論を交わすことが効果的です。
アイデアの出し方では、「アイデア発想法」を活用することも効果を発揮します。
議論を活発化するためには、「ディベート訓練」を行うことも効果が高いです。
アイデア発想、ディベート訓練は会社組織を活性化する効果もあります。
フレームワークも役に立ちます
例えば、ECRSのフレームワーク。
以下のようなものです。
- E: Eliminate: なくせないか?
- C: Combine: 一緒にできないか?
- R: Rearrange: 順序を変えられないか?
- S: Simplify: 単純化できないか?
このような観点から考えることで、「価値を生まない作業」の割合を減らすことができます。
他にも、3ム、7つのムダ、4M、PQCDSMEなど、さまざまなフレームワークがありますので、状況に応じて活用していくことで効果を発揮します。