コンサルタントの思考ツール
経営コンサルタントの使う思考ツールとして、フレームワークなるものがあります。
フレームワークは、一言でいうならば、思考を体系的に行うためのツールです。
フレームワークを使うことで、考えたことの納得性が高くなります。
また、検討のヌケモレがなくなます。
言い換えれば、盲点に気付くことができます。
フレームワークには様々なものがある
フレームワークとして考え出されたものとしては、たとえば、以下のようなものがあります。
- アンゾフの成長ベクトル
- VRIO分析
- PEST分析
- SWOT分析
- 4P
- STP
- PDCA
上記のものは、フレームワークのごく一部の例です。
たとえば、アンゾフの成長ベクトルは以下の図のようなものになります。

アンゾフの成長ベクトルでは、事業の方向性を、上の図のような4つのパターンで考えていきます。
多くの場合、事業の方向性を考える際、その時に考えていた方向性に凝り固まって考えがちで、新しいアイデアが出にくくなります。
しかし、このようなフレームワークがあることで、
・今ある製品を新しい市場に投入するのはどうだろう?
・今いるお客さんに新しい製品を提供したらどうだろう?
・・・
という風に、体系的に検討を進めて行くことができ、気がつかなかったことに気がつくことができます。
良いコンサルタントは、こうしたフレームワークを頭のなかに持っており、
適切に使用をすることで、クライアントが盲点の存在に気づくことを促します。