需要の価格弾力性

経済学で、「需要の価格弾力性」という概念があります。

簡単に言えば、

「価格が△円上がると、需要が×%減る」

ということを表したものです。

例外もありますが、一般的には、通常の商品であれば、価格が上がれば需要は減ります(同じものでも高かったらみんなあまり買いたがらないですよね)。

さて、経済学って、教科書を見ると難しいことがいっぱい書いてあって、経営においてそれが役にたつのか立たないのかよくわからなかったりします。

が、そんな中でも、「需要の価格弾力性」は役に立つ知識の一つなのかな、と思っています。

たとえば、計画よりも売れ過ぎちゃうとき

経営計画で立てた売上計画よりも売れ過ぎてしまうときは、まさに「嬉しい悲鳴!」、

ですが、しばらくするとホントに悲鳴になってしまいますよね。

そう、売り上げが増えると、そのしばらく後に資金繰りが苦しくなります。

売上の増加に伴って、在庫や売掛金などが増えて資金を圧迫するためです。

これが行き過ぎると、いわゆる「黒字倒産」というやつになってしまいます。

黒字なのになぜか資金が回らなくて不渡りをだしてしまう・・・といったことが起きてしまいます。

さて、計画よりも売れ過ぎてしまう場合、どうしたらよいのでしょうか?

いろいろな手が考えられます。

どんどん売っていくのも一つの手です(借入などの対策が必要になりますが・・・)。

受注を敢えて控えるのも一つの手です(売れるはずの売上を敢えて見逃すことにはなりますが・・・)。

そして、需要の価格弾力性を意識して、価格を上げるというのも一つの手です。

価格を上げると、売上数量は減りますが、粗利率はアップします。

結果的に、どんどんと売るのに比べ、無駄な忙しさや資金繰りの厳しさを回避できて、しかも高い粗利率を確保できるかもしれません。

このように複数の選択肢の中から経営者が納得して選ぶことができれば、経営の推進力は強化されることでしょう。

 

上の例は一つの例ですが、経営者の選択肢を増やし、納得の選択をすることができるようにサポートをすることは、経営コンサルタントの大きな役割の一つです。

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